ほとんど 改、改、また改


年1回の更新レベルだからヒドイものだ。ボケがきてる。
改の意味は、オーディオ欄だけ絶えず更新しているという意味だ。
お好きな方は、そこだけ読んでください。

富山の石仏のことを前回書きましたが、さらに狭い山道を奥にすすむと、山肌のなかにかような像が二体彫りこまれている。左の像の容姿がすばらしく、その顔はふくよかだ。驚くべきは右側の石仏。なんと首にヒビが入って、顔が傾いている。
意図的に割ったのか、地震・大自然等の歪みでこうなったのか不明。
お供えの造作もされており、近くに人家もあるので、由緒はこんど聞いてみたいと思っている。
この首切り像の不吉さが、アタシには、たとえようもない永遠に思えたので、この写真を印刷し、我が家の仏壇のなかに飾ってある。
ご本尊は観音様だが、仏はツマラナイ事にこだわらない。
仏壇のなかで、みな仲良く鎮座している。
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みっちゃんの
  秘仏












富山ネタで、もっと驚くべきことがあった。
いや、富山をなめたら、大変なことになります@@
悲しいことに、富山県人が故郷の宝に気づいていないのです、話題は東京のことばかり。


アタシが一番好きな絵は、みなさまご承知のようにシャガールのコレです。

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『街の上で』

神戸でシャガール展があったときリトグラフで買って、自宅や山荘に飾ってあるんです。いつか外国に行く機会があったら観にいくか、そう思っていたら、ガピーン・アポーン、富山にあったんですね@@
あぽぽぽ、富山在住の世界的卵王「エッグ・キング」伊勢彦信氏・・・
お宝ガレリアを観ていたら、猿之助が出てきて、富山のタンボの中に案内してくれた。
なんと、卵で世界的な大富豪になった伊勢氏が、ご自宅の居間に飾っていたのです。

で、ショックで固まっているアタシ、次の瞬間・仰天・無残・落ち込み・落涙

次の間に飾ってあったのが
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うううううう、ムンクの「マドンナ」
アタシが命を捨てても抱きたいと、高校生の頃、想った女。

アタシが異様な雰囲気になってきたので、ナナちゃんが心配して、大丈夫?と体をさすってくれた、それから10分後。
アタシは、完璧にうちのめされ、泣きながらウツムイテいたのです。

シャガール・ムンクの部屋は途中経過に過ぎず、最後の茶室に飾ってあったのはピカソ・青の時代「貧しき食事」

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アタシが20歳で家出して壊れかけた頃、救ってくれたものは、詩と囲碁と音楽と絵画でした。
一番好きだったのはシャガール・ムンク・ピカソです。
伊勢氏は魔術師、アタシが好きだった絵画だけを、繊細に手ですくうように日本に運び入れ、ご自宅に無造作に飾っている。経済で得た金銭を、アタシが描くような理想の姿で生活の一部にかえていた。
生涯、かなわない、負けたと思ったのは伊勢氏だけです。
いままで、感性において負けたと思った人間はいなかった。
この話には後日談があって、伊勢氏の話を富山在住の姪にしていたら、「わたくし伊勢さんを知ってますよ」
おい、ほんとか?さっさとアポとらんかい!東京の天才みっちゃんが、ぜひ、お会いしたいと土下座してるって。

で、1週間くらいしたら、ううう、知り合いの社長さんというのは伊勢氏の弟さんで、ご本人じゃないという。
おそらく相続税のこともあるので、いずれ美術館としてオープンする(鉄筋の豪邸だった・・)だろう。
マティス・セザンヌ・モディリアーニ、絵画の点数からいって何百億。
問題は美術館オープンまで、アタシの命がもつかということだ。
そういえば富山県美術館、スタバで一躍有名になった環水公園に移転します。
ここに伊勢氏の作品を全部並べたら大変なことになる。
ちなみに俺の紹介した石仏群、富山県民は知らないらしいが、外人が写真を撮ってたね。数年したら日本の秘境ツアー、外国人観光客で満杯になってるかもしれん。
諸君も、本物を見抜く眼力をつけなさい・・

で、絵画のコーナーが終わったので、囲碁にいこう。
AI囲碁が話題だが、グーグル囲碁が世界最強の中国プロを破った。
これは大変なこと。5年ほど前まで、コンピューター囲碁はせいぜいアマ初段程度。
アタシもいくつか試したが、使い物にならなかった。
任天堂の山内社長が、弱いから発売するなと言っていたという話もある。
単純にチェスならば盤面のパターンは10の120乗、将棋ならば10の220乗というパターンであるのに対し、囲碁は10の360乗以上という膨大な場面のパターンであるからと言われているらしい。
囲碁だけは永遠に人類の知的財産といわれていた。がぽぽぽ、それが2年ほど前から、驚異的な強さになってきた。
すでにアマチュアレベルでは、フリーソフトに勝てない^^
「Leela(リーラ)」というフリーソフトがある。アマ5段以上、県代表レベルでも勝てないと思う。

脳と心・魂は違う、というのが人間界の定説?のようだが、そうじゃないという話も最近は出てきた。ノイローゼやうつ病など「の病」は、じつはの働きの不全によって 起こるというのだ。
脳神経は魂と密接な関係にあるとすると、脳をAI化すれば、人間の心を支配し得るということになる。
ロボットにAIを積んで女心を必殺する言葉を発信すれば、いや、恐ろしい。

さて、音楽というと、なにを書くべきか。
ボブディランのノーベル賞ネタもおもしろい。彼もまた、アタシや皆様と同じく、発達障害だから驚くほどのことじゃない。着飾って、ノコノコ、賞をもらいにいくほうが漫画なのであって、ぐずぐず言っていたところがいい。
これからはノーベル委員会も、事前に意向を打診して、喜ばないヤツは無視することにするのだろうか。品格とか流儀を散乱させて、シッカリ勲章をもらったマザコン伊集院静より、ディランのほうが透明にみえる
あと10年もしたらレコードどころかCDなんて言葉も死語になるんじゃないかと、10年前から思っていたが、そうでもない。団塊の世代が死期に近づきつつあるなかで、レコードの売り物が多く出回っているのだが、若い人がけっこう買ってるそうだ。まあ、それを真空管アンプで聴くかどうかは別にして、アナログの音を人間が本能的に聴きわけているというのは驚くべきことだ。
音楽も何千・何万曲と聴いてきたところで、最後は、自身の感性に収斂されていく。
アタシは那須でも、自宅でも、車でも、すでに限定されてきており、CD300枚・レコード300枚くらい。
棺おけに入れるのはエリックドルフィー、美空ひばり、ベートーベン、陽水、ジョンレノン、ショパン、赤とんぼ、チャイコフスキー、淡谷のりこ、合唱曲「月光とピエロ」、ストーンズ、ツエッペリン、ロリンズ、コルトレーン。。
あの世でも女の子の乳首を吸いながら、音楽だけ聴いていたい。
オーディオ装置もやりたいことはほとんどやって、この3年ほどは安定的だ。
この話は、関係ない方には睡眠薬ですから、無視してください@@
家で音楽を聴くにあたって、どれほど装置にお金と時間を割くかという話だ。最近はオーディオにこだわる方も減ったが、一方でAV対応のセッティングをする方は多いし、ネットを歩けば、1000万単位の金をぶちこんで世界最高の音だと吠えているキチガイも多い。
この話はモメルから、あまり深追いはしないほうがいい^^
オーディオは奥が深過ぎて、まあ、死ぬまでに満足した音を1時間でも聴けたら、幸せというしかない。
2000年あたりを境に、アタシは新しいものをあまり追わなくなった。
アンプ1台500万、スピーカー1000万なんて時代になって、当然手が届かなくなったこともあるが、試聴会に行くたびに、それらの機器の音が理解できなくなってきたからだ。
簡単にいえば音質が分析的になってきて、実際の演奏会と違ってきたのではないかという思い。現実にはありえない細い音を聴いて、繊細だとか美しいとか言っている。
問題は、かような繊細・綺麗と言われている音が、果たして音楽を聴くうえでの音なのかということだ。
このあいだ黒蜥蜴をみに三越劇場にいってきましたが、再生装置は古そうだが厚いシッカリした音を出していた。装置内容はわからないが、いわゆるALTEC+WEに近い。繊細とはいいかねるが、河合雪之丞の悩ましい声色を細いところまで見事に再現していた。

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生の音って、存外、分厚いんですね。
透明というか自然だけど、柔らかくて芯がある。
カラスや蝉、飛行機の音。三味線のバチ、バスドラ、能楽、ヴァイオリンの弦。みなビーンとした精気を伴って実在している。かぼそい、ヘッドフォンで聴くような音はどこにも存在しない。ウオークマンによって、聴覚はロボット化されてしまった。
オーディオの基準はなによりもホールすなわち部屋です。装置を買う金があるならまず家を用意しろ、アタシはそー言いたい。装置と耳の間に空気があって、粘性をもった空気を音波が破壊して、耳に到達する。
音楽はその空間の中で舞うものです。
フルオケを鑑賞すべく100畳の部屋を用意しろとはいわないが、6畳なら低域16cm~25cm、12畳なら低域30cm、20畳なら低域38cm、50畳なら38cm2発+2インチホーン。
そのバランスのなかでスタートする。
80db程度のSPに1Wで十分なんて、あちこちで書かれてますが、それは、やるべきことをやって最後に言う言葉。
アユ釣りと石鯛の両方をやってから、最後はフナ釣りがいいというならわかる。
第五や悲愴、ドルフィーのバスクラ、カルメンマキ・ライブ「私は風」、グルダのベートーベンピアノソナタ全集、床に振動がくる。
マンションだと鉄筋を伝って、3階下までウナリが聴こえる、パトカー呼ばれますね。お金がないならレビンソンやムンドなんて無理することはない、70年代のサンスイのアンプか中華アンプで十分。
そして、山奥の古い廃屋を300万くらいで買ってガンガン聴く。
プロ機器の凄まじさ、ギターのウナリと歪の関係、ピアノの破壊力、ヴァイオリンの突きぬけ感、ボーカルの生々しさ、全部体験して、右も左も体験してみる。
体験しないと、なにも見えない。
いろんな装置で聴いてみる。
JBL,ALTEC,TANNOYのヴィンテージモノ、BOSE,DENON,B&W,KEF,MARTIN,ソナス,なんでもいいから、片っ端から聴いていく。古いものは予算を50万も用意しておけば、ヤフオクで買い換えていけばいい。100万以上する最近のものは試聴会にいく。アンプもそう、金田式、中華、サンスイ、真空管、レヴィンソン、マッキン、アキュ、なんでも聴く。
50種類も聴けば、国別、メーカー別の傾向がわかる。
値段に関係なく、固有の音というのがあることがハッキリわかる。
なんてことない、絶対的機器なんてどこにもないことがハッキリわかる。
だって、全部、音質が違う@@
ここで、はじめて下界に下って、1Wの真空管でいくか、ALTECのヴィンテージでいくか、ソナスファーベルのスピーカーにするか決められる。

アタシの装置は、アキュのデジタルチャンデバを使ってJBL4344を4WAYマルチ駆動している。
本来はソースをセレクター+VRだけでチャンデバに入れるべきなんだが、アキュのチャンデバはデジタルなので音圧を加えないと目を覚まさないところがあると、アタシは感じた。アナログ的な雄大さを消してしまう。
そこでプリの強い意志力が必要かと思って、10年ぶりにLINEARのプリを試験導入した。
プリの支配力っていうのは、装置全体の音質を変えてしまう劇薬ですから慎重にすべきことではあります。
LINEAR TECHNOLOGY P-101mk2ってヤツです。フルメンテしてもらったので、まったく問題ない。
この巨大なアンプは、手作りのATT(ボリュームみたいもの)を入れるためにこうなった。

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中はこうなっている。
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で、ATTは重くてまわす度に、ゴトゴト音がする。
そこで、アナタ、板をノコギリで切って、ATTと銅色をしたパネルの間に詰め込んだ@@
まるで大工仕事よ。


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がははは、こうすると、音が自然でやや澄んでくる。
ね、ほとんど逝ってしまった世界の話。
このアンプは、レビンソンのシャープさ・マッキンのトロトロ感の中庸をいっていると(一部のマニアの間で)言われている化石なので、ためしに買ってみた。VRの接点を高電圧でスパークさせる装置があるので、10年単位で使っていても、ガリや音の濁りが出ない(と言われている・・)このVRのためだけに当時は100万くらい払っているようなもの。
フルメンテはメーカーで10万弱。日本製ですよ・
以前使っていたELsoundのECP-ssってセレクター。

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特注大理石で造ってもらっていたヤツで、音は透明感があっていい。
プリアンプとの比較試聴には最適です。


レコードはDENONの古いプレーヤーにSME3009/s2、SMEは断線事件があって、修理依頼中。3009は本来はMM用なんですが、愛着があって、MC用に使っている。

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カートリッジはDENONのDL-103R。DENONトランスは今は未使用。
ヘッドアンプはネットで有名な合研LAB。誠実な会社です。最近はオーディオの雑誌にも載るようになってきた。
5年くらい前に買ったGK03ASが故障したのでメールを出したら、すぐに送って欲しいという。3日くらいで、内部を最新のMC専用のGK06SPUに改造して返送されてきた。お金は聴いてからでいいという。。こんな良心的な会社、いまどきあったの@@
で、那須にもっていって、イロイロ聴いたら、これがいい。GK03ASより数段いい。
3万円前後の小さなものですが、ムンドならジュラルミンのケースに入れて300万で売るでしょう@@
おかげで、レコードばかり聴くようになった。不思議なのは合研LABの試聴SPが寺垣式。これはネットの評価が散々。
高域、低域がまったく出てない、ヒドイものだと書かれている^^
アタシは自分の耳しか信じないから、聴いてないSPの評価はできない。
しかし、こーゆうことは言える。
たとえばアリスの群青。ピアノと弦が過激な音質で録音されている。
Yamahaの1000Mで再生すると、あの独特の高域に触発されて、異様な音世界が顕れる。突き刺さる高音が好きなヤツは興奮して、1000Mは最高のスピーカだと叫ぶ。実際、アタシが1000Mを置いていたとき、英国からきた若者が、こんな凄いスピーカーは初めてだと興奮してビートルズを聴きまくっていた。
おそらく英国のいぶし銀のようなオーディオ世界からみると、日本のキリギリス的高音は異次元の体験だったのでしょう。そして、あのような高音で装置をチェックすると、装置の試験には最適かもしれないのだ。しかし、1000Mの高域には明らかにピークがある。天下のYAMAHA、彼らはピアノを造っていた。製作者であり聴衆ではなかった。だから、ホールトーンよりもピアノを眼前で鳴らした直接音を採ったとアタシは思うし、JBLに勝てなかった理由でもある。
しかし、TANNOYの上に1000Mをのせて群青を聴いたとき、英国のいぶし銀+日本の繊細さが合致して、異様な音世界が現出したのを今でも思い出す。
あの時の弦とピアノの炸裂音は、JBLの厚みでも対抗できないミサイル。
1年で耳が潰れると思って、やめた。

さて寺垣式。
もしかしたら、中音にふった自然な音場が、EQ開発にはピッタリで、合研LABには合ったのかもしれない。f特性というのは20Hzから上は40K以上まで必要だなどと、最近は言われていますが、製品を試聴するうえでは、一部の帯域を徹底的に聴いたほうが、オーディオ的には分析効果があがる場合がある。
低域・高域とアラ探しを始めると、永遠に収拾がつかなくなるときがある。
そんなとき、ある狭い帯域だけを微分的に聴かせるスピーカーが製作者にはピンとくるのではないか。
アタシにしては珍しく好意的な解釈だが、それだけ合研LABの対応には感激したということだ。
死ぬまで、この会社のEQは使い続けようと思った。
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CDは古いエソのX-05ってヤツで聴いてますが、CDがすでに化石となってきたんだから、恐ろしい。あと10年もしたら、CDプレーヤーもなくなるな。
X-05は当時は50万前後でしたが、いまじゃ人件費・精密部品材100万でも造れないでしょう。同じ部品でムンドが造ったら500万だ・
中国人がオーディオをやり始めたから、バブルになってます。
さて核心のチャンデバはアキュのDF-45。
JBL4344の4wayマルチなんて化石だという方も多い、確かに。しかし、1960年から1990年のソースはヴィンテージがベストです。
美空ひばりやモダンジャズ・ビートルズには化石があう。マルチにした時の音色識別能力は半端じゃありません。マルチをやらないなら、4344を買う意味がない。スピーカーなんていくらでもある。
4344は神経質な日本人のために開発されたマルチ実験機と言われている。
アキュのチャンデバは必須です。チャンデバというのは恐ろしい機器で、DC漏れがあったらSPは逝ってしまう。クロス周波数は多くのポイントで完璧に決めてくれないと困る。信頼性が第一。いろいろ出てますが、アキュ以外には考えられない。
DF-45はDF-65まで進化してきましたが、最後のネックはダイナミックレンジにあると(アタシは)思っている。
アナログのレベルまで、まだまだ到達していない、だから買い換える気になれない。
アキュはクロススロープも低域側は18dB,高域側は12dBなんて自由に出来るし、6dBから96dBあたりまで簡単に変えられる。音量は0.1dB単位、1クリックで音質が変わっていく。こんなこと、自作ネットワークでやっていたら1万年かかる@@
AD変換のときに音が変わるのは承知していますが、それ以上の価値はある。
F特コントロールのDGシリーズは、音質を損ねるので売り払いました。あれは、金をドブに捨てただけだった。
とにかく徹夜でアルバイトをしても、アキュのチャンデバだけは買いなさい。
DF-65だと実売で70万だからシンドイけどね。

アンプは4台いるが、低域は100~150W必要。中華アンプで充分だとアタシは思っている。TP-60とレビンソンがいい勝負だと驚いている方がいるが、中華をバカにしちゃいけません。低域・中低域はLINEAR TECHNOLOGYだが、中高音はTP-60。
TP-60はトランスなので低域が豊か。多くの方は高域が甘いと書いているが、とんでもない。低域が豊かになると錯覚で高域が弱く聴こえるのです。TP-10からTP-60に高域を変えたら、自然に綺麗に伸びていました@@ブラインドというのは短期勝負でしたら、ほとんどわからないでしょうが、毎日聴いていると明確に違いがわかってくるものです。低域はTP-60では駆動しきれなかったのでLINEAR TECHNOLOGY を入れていますけどね。
デジタルアンプはどんどん進歩しています。安いから10台くらい買ってマルチをやってください。音楽の構成要因がつかめる。
むかし1000万かかったシステムが、いまでは50万くらいで組める@@
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初期の4344ですから中高域はアルニコホーン、低域の処理と同時に、耳につくヴァイオリンの弦の処理が大変なんです。
ホーンレンズは歪むので取ったほうが音が自然だけど音色がキツクなる。今は付けてます。歪も音、ある方の名言です。
JBLはシンバルの歪んだ響きを出すために意図的に音響レンズを入れたといわれています。当時のアンプで60年代ジャズを聴くには歪が良かったのかもしれない。オーディオはバランスですからね。
レンズを入れても柔らかい透明な中高域が出てきたら、あなたの装置は相当なものだ。
歪はじつは、レンズではなく、あなたのアンプやコード、CDから出ていたのかもしれない。4344はそれほど凄いSPであったと、やっと最近、感じてきた。
真空管アンプを入れる方も多い。
DF(ダンピングファクター)のことはあまり書かれていませんが、これは大事です。真空管・トランジスタの差はDFによることが多い。
面白いのはセメント抵抗というのを用意してスピーカーに接続すること。
10W以上2Ωから8Ωくらい。
これを並列・直列にして遊ぶ。
インピーダンスが変わりますから、クロス周波数も当然変わる。ネットワークの音が激変するから、その辺の勉強にもなる。
マルチだと問題なく遊べる。
真空管もトランジスタもない、ようはレベルの低いオーディオ雑誌、評論家に騙されて何百万円も装置の買い替えに使っていたと気づく(と言われている^^)
高速を軽で走ってガタガタすると書いたり、ベンツで混雑した一般道を走ってゴツゴツしていると書く。
まあ、その程度の評論家が多いということが、よくわかる。

で、面白い話。
アタシは赤とんぼを何度聴いたかわからない。
しかし、イヤなツヤが、どうしても解決できなかった。
ある日、左のSPの高域の音が弱いのに気がついた。
バランスを合わせていたんだが、とうとう音がほとんど出なくなった@@
アンプが逝ったと思ったが、まったく問題がない。
ふとみるとアンプに結線しているスピーカーコードが黒ずんでいる。ベルデンの銅線だったが、ヤケに黒い。
もしやと思って、より線をもう一度むいてアンプに結線したら、なんと、高域にのっていたイヤミがきれいに消えた@@
で、その汚れ方というのは半端じゃなかった、東京じゃ見たこともない。
アタシは4344が壊れるくらいの音を出すときがあるから、電圧・電流の関係なのか。あるいは温泉を引いているので、大気中の硫化水素の影響なのか、いまだに定かではない。
しかし、このときをもって、アタシの長かったオーディオ人生はほとんど落ち着いたのだ^^
絶対的原則だけは存在する・物質は酸化する。

生の音は疲れない。
音が空間を、空を飛んでいる。
オーディオは生には勝てません。
このあいだ『ニーベルングの指環』2幕『ジークフリート』を観てきました。
ワーグナーのゾクゾクする旋律。
那須でオケボックスから湧き出してくる音色に、多少近づくことは出来るかもしれない。
しかしオペラの陰鬱で悩ましい舞台がない部屋で、どこまであの感動を享受することができるのでしょう。
オーディオは録音と再生の完結のみを追及すればいい、そこにJBL4344の意味があるような気がします。

さて、音楽を聴き始めると、詩のことを書かねばなるまい。
思潮社から戦後名詩選って便利な本が出ていて、吉岡実、石垣りん、鮎川信夫、清岡卓行、田村隆一、谷川雁、吉本隆明、大岡信、谷川俊太郎、辻井喬、中村稔、富岡多恵子、天沢退二郎、白石かずこ、井上光晴、金井美恵子、寺山修司、三木卓、吉行理恵、中村真一郎
有名どころを、一応、網羅している。
夜、寝る前に、たまに読むこともあるが、寺山修二は飽きない。
アタシは口先だけの評論家であり続けたいと思ってきたし、そのおかげで、何事にも拠らない、自分だけの目で世界を観てくることができた。結果として、時間の累積のなかで朽ちないものを手に入れることが出来たような気がする。


異数の世界へおりてゆく 吉本隆明

異数の世界へおりてゆく かれは名残り
おしげである
のこされた世界の少女と
ささいな生活の秘密をわかちあわなかったこと
なお欲望のひとかけらが
ゆたかなパンの香りや 他人の
へりくだった敬礼
にかわるときの快感をしらなかったことに

けれど
その世界と世界との袂れは
簡単だった くらい魂が焼けただれた
首都の瓦礫のうえで支配者にむかって
いやいやをし
ぼろぼろな戦災少年が
すばやくかれの財布をかすめとって逃げた
そのときかれの世界もかすめとられたのである
無関係にたてられたビルディングと
ビルディングのあいだ
をあみめのようにわたる風も たのしげな
群衆 そのなかのあかるい少女
も かれの
こころを掻き鳴らすことはできない
生きた肉体 ふりそそぐような愛撫
もかれの魂を決定することができない
生きる理由をなくしたとき
生き 死にちかく
死ぬ理由をもとめてえられない
かれのこころは
いちはやく異数の世界へおりていったが
かれの肉体は 十年
派手な群衆のなかを歩いたのである

秘事にかこまれて胸を ながれる
のは なしとげられないかもしれない夢
飢えてうらうちのない情事
消されてゆく愛
かれは紙のうえに書かれるものを恥じてのち
未来へ出で立つ

吉本は時間のなかで朽ちた代表かもしれない。
この詩は、ベートーベンの月光と同じように、降下するところから始まる。情念のなかに鉄筋共産主義の匂いをかすかに留めた、戦後史の化石@@とアタシには思えるのだが、作者の意図はエロスか極めて私的な世界にあったのかもしれない。
そんな相手を思いやった理解は、詩には不要なのだ。
誰かが言っていた、わかったふりして読んでいたが、吉本隆明が何を言いたいのか、何もわからなかったと。
異数の世界へ降りていくとき、月光がアタシの頭の中に静かに響きはじめる、それがだけがアタシには大切。

ういー、ただいま。。
いま、夜の9時30分。
いままで何をやっていたかというと、「みっちゃん様、大宮に利回り11%の物件が出たのですが」ハイ、すぐに見に行きますってもんで、いま、帰ってきたのです。
ヒドイ物件だね、オーナーが店をたたむので、売りに出したわけだが、店舗はカラオケが入っていただけ。
2階の事務所は空いてるし、オーナーが出たあと、どうするんだ^^
東京23区だってシャッター街が増えてるのに、大宮あたりの空きビルが埋まるわけないだろ。
そういえば、どなたかの投稿にも書いてありましたが、シェアハウスが滅茶苦茶ですね。
近所に3棟、あっというまに建ちましたが、ガラガラどころか、まったく入居者がいない@@謄本をあげたら、がははは、土地値6000万ぐらいの物件を1億5千万近い抵当つけて買ってる人間がいる。シェアハウスは水周りが各部屋にないので、格安に出来るんです。仕切りもベニヤ1枚なんてうわさもある。
土地代と建物で1億くらいの物件を1億5000万で売る、発狂ぼろ儲け。
で、なぜ買う人間がいるかというと、家賃保障なんですね。良心的なところは10年後くらいで見直し、だいたい家賃が下がって、大家は地獄の人生を送る^^
ところが、あるシェアハウスは2年間保障。おい、ガラガラシェアハウス、2年後に家賃どうなるんだ・・・
金融庁が融資の実態調査に入りましたが、まあ、まともに考えたら、パンク続出でしょう。

さて、残る分野は政治と経済。
政治は狂った北朝鮮と、暗黒の中国共産党と、どう付き合うかという簡単な問題。
北朝鮮は狂っているといいますが、アタシにいわせたらトランプも、国粋幼稚園仲間の安倍も、民進党の蓮舫もみな狂っている。日本共産党にいたっては、言論の自由を逆手にとったシロアリ集団(って自民党の議員が言ってました)
米国相手に、信念をつらぬいている金は立派というほかはない。
答えは簡単なのでありまして、
1 中国と手を結ぶ
2 韓国・北朝鮮と同盟を結ぶ(東洋版ベネルクス)
3 秘密裏に核武装をする

こんなことは、10年前からアパッチでアタシが申し上げていた。
亀井静香は2案を言ってます、3案は自民党内に支持が多い。短期間で日本は核武装可能と中国の学識者が言ってるんだから半年もあれば充分でしょう。しかし米中に潰される。
アタシはいずれ1案になる気がする。
天皇制の問題さえ中国が担保してくれたら、中国のほうが米国よりましというのが保守の本音。
同じアジア人同士、中国人の懐の深さというものは別格。
まあ、共産主義思想をどうするんだという問題はありますが、いまの中国は日本よりも格差社会のようだから、あまり問題もおきないでしょう、ばははは、いい加減。
いや、すでに日本は北朝鮮の射程内、皇居など一瞬で火の海ですから、何を言っても関係ない。
最近、憲法改正・テロ等準備罪でゴタゴタしておりますが、まったく、50年前のアナログ政治はいい加減にして欲しい。憲法前文のことは以前にも申し上げましたが、第一章は天皇です。あなたね、民主主義国家でなぜ第一章が天皇なんですか?
なぜ民進党・共産党は、日本国憲法の本質は大日本帝国憲法の焼き直しに過ぎないと、朝日新聞を使って喧伝しないのでしょう。憲法改正賛成・第一章を国民にしろ!と叫べば、慌てるのは自民党でしょ^^天皇を政争の具とすべからずがわが国の不文律であり、天皇の名を聞くと異常に反応するのも、国民自身なのです。共産党が政権をとりたいなら、天皇の名を出せばいい。アタシが野党の代表なら天皇をほめ殺しにする。そのくらいの覚悟がなくて政権などとれやしない。革命は銃口からではなく混乱から成就するのです。
テロ等準備罪に至っては漫画です。
日本の公安は、共産主義者・宗教主義者、そんな連中の名簿は完璧にもっている。北が暴発したとか、天皇制になにかある、なんてときには、憲法も法令も関係ない。
適当な理由で簡単に拘束されるでしょ、それが国家権力というものです。権力との間合い、付き合い方というのはIQの問題。
テロ等準備罪なんていうのは、世界向けの政治的なプロパガンダなのであって、たいした問題じゃない。日本の革新だか知識人だか、よくわからないが、戦後の政治の枠組みはとっくに終わっている。
いまは、戦争・テロの前夜なんですね、そこでどうするかが政治であり、大切なことでしょ。アタシのように明確・かつシンプルな発想をしないと、国家は滅ぶでしょう。まったく野党には人材がいない、安倍君は楽勝でしょう。別に日本が滅んでもいいが、孫が5人もいるから海外移住の手配が大変だ@@

最後は経済ってわけですが、まあ、諸君は株とFXでしょうか。
米国は高値更新中、地政学的リスクといったところで、韓国も高い。
日本の株がどうしてスッキリ上がっていかないのか、謎だという投資家も多い。
投資よりも貯蓄の国民性・財政の悪化による隠れた瑕疵・日本国の↓を株の先見性が予見している
いろんな意見がありますが、少なくとも長期で放置するよりは短期で売買益を確保していくほうが、日本人の気性にはあっている、そんな気がします。
というのはFXがこれほど日本に根付くとは、誰も思っていなかったという意見があるからです。FXというのは究極ゼロサムゲーム、永遠に指数が上がるということはない。
通貨の相対売買ですから、ある通貨が永遠に上げるということは、国家の破綻につながる。ドル円が円安にふれても200円とか300円。
10倍の1000円になる前に、日本もしくは米国が破綻している。
ですからFXというのは最後は鞘取り、チャートを眺めて寝ないで遊んでいるだけのゲームといわれる所以です。それなのに売買量が増えて、日本の個人の動きが世界の為替相場に影響を与えている。
日本人は長期投資よりも、目先の丁半バクチ好きなのかも。で、妙に神経質だから、順張りよりも逆張り。
まあ、そもそもデイトレが好きではじめたblog。先のことよりも、毎日、ドンパチやったほうが楽しいですね。
アタシの日課は松竹株の上下10円幅のデイトレ。あとはマザーズの売買代金上位20銘柄のトッピング。
東証1部は任天堂とソフトバンク、神戸製鋼くらいですね。
1000万買い建てたら、指数を3割くらい売る。
頭の体操のつもりでやってますが、すでにボケてきているかも。
あら、もう夜の11時半だわ、おじさんの寝る時間・じゃあまたね@@

で、昨日の詩のつづきですけど、

歪ませないように    伊藤比呂美

白玉をつくってわたしの男に
持っていく
砂糖を煮て蜜をつくり
茹でた白玉を漬けて
ひやす
密閉して
持っていく
白玉はいれものの底にぺっとりと付着する
白玉のへりが剥がれて
まるい
かたちが歪む
さじですくう

ホラ
歪ませないように
すくってよ、
しらたまがいちばんすき
とわたしの男は白玉をくちにはこぶ
(オイシイ)と目をつぶってみせてくれる
おまえよりもすき、と
わたしは男の
白玉をのみくだすのを見ている
男はゆるくなった蜜まで啜りこんでしまう

密閉の容器を宙に振って布巾につつみ
これからわたしたち
おつゆいっぱいにくちをあわせ
てのひらをすべらせて
いとおしさをかたちにうごくのである
けれども
ねえ、
歪みたくない
歪んでいるままいたくない
あたしはそうおもうのおとこよわたしの男よ

わたしはまるめて
白玉を茹でる蜜を煮つめるそしてひやす
とてもせつない
のぞみふくませて
とろとろの蜜
つるつるの白玉
わたしの男がそれをのみこむ
唾のようなとろとろ
尻のようなつるつる
そのあじわいはどうか?

歪ませたくないと
せつなく男もおもったのである
およんだな
わたしの分泌するわたしの食物
いとしい男に
ふかくふかく

女性は観念じゃない、ありていにいえば、そうゆうことですね。
白石かずこもそう。
セックスが最大の眼目で、堂々と開陳する。
人生経験を積んで(不思議な言葉だ・・)くると、昔日の男の詩など読むに耐えなくなる。そこへいくと伊藤比呂美あたりの、セックスが好きなの、たまらないの、毎日、365日、やっていたい、それが何か?
いまでも、夜半に静謐に鑑賞できる@@

女性の肉体を伴った思考感覚というのは、性器ー受胎からはじまっているわけですから、粘着性が違う。海をみながらノーガキを言ってる加山雄三や石原慎太郎がバカに見えるのは当然なことです。
ランボーあたりは色彩と永遠を持ち込んで、ドウダーって叫ぶんですが、まあ、もって28歳まで。小林秀雄や吉本隆明が、年を重ねるにつれ耽美に逃げ込んでいくのは必然。
伊藤比呂美のこちらを併読してください。詩人と老いた父親の一体感に、なんの違和感もない。

詩人なんてものは、この世のカスとはいわないがカスミみたいもの。
自分がカスンで消えていくならいいが、周りを巻き込んで消えていく。
アタシが家出をしたのは2月の寒い日でした、寝る場所もないから高田馬場の公園のドラム管のなかで寝た。
トラックの助手になってもらった給料は宿舎で盗まれた。頭にきて、別のヤツのバッグを探っていたら、アタシのもっていたコンドームが入っていた。
おそらく当時を偲ぶものといえば、朔太郎の詩だけでしょう。
光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。

かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。

         ○

     みよすべての罪はしるされたり、
     されどすべては我にあらざりき、
     まことにわれに現はれしは、
     かげなき青き炎の幻影のみ、
     雪の上に消えさる哀傷の幽霊のみ、
     ああかかる日のせつなる懺悔をも何かせむ、
     すべては青きほのほの幻影のみ。


これなんかは朔太郎にしては品のあるほうだ。
blogが暗くなるから、あまり朔太郎は引用しないが、詩人は死人、とくに男にあっては。
清岡などは死ぬまで、原口統三の呪縛から逃れられなかった(とアタシは思う)
ためしに死んでみなといわれても、簡単には死ねないからね。

さて、ビールを飲み終えたので、夜の散歩にいこう。
ナナちゃんは昨日から友達と旅行に行ってるの。
一人でいると、みなさんと、なにか、話したくなる。
アタシはアパッチのおかげで、なんとか生きてこれたのかもしれない。
そのことだけは、みなさんに伝えておきたい。










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by sniperfon | 2017-05-27 14:33 | Comments(4)  

Commented by ぼぶ at 2017-06-02 17:25 x
お元気そうでなによりです。
また気が向いたら書いて下さい。
Commented by 菜菜 at 2017-06-08 08:20 x
みっちゃん大佐。
更新をしてくださり嬉しくて、胸が一杯です。

FXの事、拝読していてうふふふ
まさに仰る通り~その箇所頂いて帰りたいわぁ。
私もう少し、FX相場で儲けさせてもらいます。

相場との関わり方は大佐に教えて頂きました。
だから私は引退の日を自分で決め、家族にお疲れ様でした、と、声を掛けてもらいながら笑顔で終えたいと思っています。

「退場」なんて言葉は、大佐に出会えたことで忘れました。
Commented by 駄菓子屋 at 2017-06-12 22:50 x
更新感謝いたします。
ブログが更新される度に、
生き残ることが出来たと実感するのは何故だろう?
ピヨピヨのヒヨッコ時代にこのブログにたどり着き、正に分かった様なふりをして読んでおりました。
今でも、学のない私は分かった様なふりをして読んでおりますが、少しは成長出来てるのかな~
次回も楽しみにしております。
生き残るぞ~
Commented by 珍奇男 at 2017-09-22 02:33 x
ブックマークに入れて、ふと更新されているかどうか見てます。
相変わらず書かれていることの高尚さに理解は及びませんが、私自身の日々のあまりの俗っぽさからかけ離れた内容を読むと、何やら自分を取り戻すような気持ちになります。
みっちゃん大佐のおかげで、時折、美術館に脚を運び、日常の倦んだ気持ちを癒すようになりました。
これからも時折、更新してください。
気長に待ってます。

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