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きみや ぼくの なかに なにがうろうろしているのか

この1ケ月ほどは、うろうろ、もやもや、生きてきて、やっとblog
なんてーものを思い出した。
ものごとは、順序立ててかけばいいのだろうが、どーも、頭のなかが
飛んでしまって支離滅裂、オンナを抱く気にもならない。
えー、まず、オフクロが死んでしまったので、やることがなにもない。
夏から秋まで、月の半分は那須といったりきたり。
やることは音楽を聴くことと、ゴルフ、読書、洗車、アホになる。
那須といえば宇野千代だから、或る男の断面なんて文庫を読んで、
ううう、助平なオンナだったんだなーと改めて感動。
もっとも文章は淡々として、独特の脈絡感を含んでいるから、
内容のわりにはサッパリと新鮮。
退屈してたら、ナナちゃんが、東北を回ろうといいだした@@
なんでまた?
実際にみないと、どんな状況だかわからないでしょ。
だけど遠いぜ。
それなら2泊してゆっくり回りましょ!
じゃ、そうするか・

ってわけで、最初は仙台平野、仙台空港の周辺をみて松島で一泊。
仙台平野は延々と土ほこりの中って感じ。
空港周辺の雑木林は、海から陸地側に木がなぎたおされたままで、
津波の惨状が残っている。
松島は御承知のように、小さな島が200以上あるおかげで、
津波が弱まった。
宿泊した海辺のホテルも1階が被害にあったようだが夏にはオープン。
観光客も多く、一足先に復興しつつある趣。
カキの食べほーだい2000円、あんなもの食べるヤツいるんだね@@
経済支援にきたのだから、あちこちにお土産を送って、夜も近くの
居酒屋でバクバク食べた。

次の日は大船渡まで車を飛ばして、陸前高田、気仙沼と南下、
仙台に一泊。
大船渡はリアス式海岸だから、海沿いの海抜20mあたりまでは全滅。
ガレキとクレーン車。
けれども国道はその上を走っているので、ひな壇から上の住居は
残っているし、道路沿いの店も多くが開いている。
海沿いの海産物加工関係の施設が甚大な被害にあったようだ。
恐ろしかったのは、陸前高田。
大きな湾の奥に位置するこの町は、ことあたりでは珍しく、広く
なだらかな地形をもっている。
だから海岸線から、町の奥深くまで津波が押し寄せたのだろう。
大船渡から陸前高田に入ってくると、異様な風景に一変する。
国道の左右はガレキのやま。
消えた野球場にポツンと残るナイター設備、3階あたりまで
ぶち抜かれた大きなマンション、遠くを見渡しても誰もいない
死んだ街。
アメリカ映画に出てくる無機的な砂漠の都市、そんなイメージ。
左の海岸から津波がきたら、おれも逃げ切れないと思ってアクセル
を踏んだ。
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碁石海岸に寄って石を拾ってきたんだが、荒波をみてると
恐ろしくてすぐに退散。
あなた、海が盛り上がってくるように感じるんですよ。
気仙沼は大きな町。
ここもリアス式海岸のために、津波の高さが異様に膨張
したのだろう。
信じられない街中まで、建物が壊されている。
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大船渡よりも活気があるのだが、大船渡ほど海からの高さが
ないのだろうか。
復旧工事の喧騒のなかで道路は渋滞、多くの商店は店を閉めていた。
一関のベイシーに行きたかったのだが、さすがに時間がなくて断念。
そのまま、仙台に向かった。
ここでも経済支援、いい店があったので、死ぬほど飲み食いしてきた。
飲みながらママと話をしていたら、内部がやられたビルが多いと
言っていた。
その店も、別の場所から移転してはじめたとのこと。
翌日は青葉城めぐり。
道路が崩れたようで、延々と迂回させられた。
東北大学の構内みたいところを走って、やっと到着。
政宗の像は健在だったが、近くにあった別の像は壊れていた@@
ここから牛タンをあちこちに送ったんだが、こんなおいしい牛タンは
初めてだとみんな言っていた。
舌の根もとの厚い部分を使っているからだそうだ。

なんとも納得できなかったのは、高速の入り口の大渋滞。
なんと、ほとんどが被災者用の無料パス車。
だから、ETCの入り口はガラガラなのに、そこまでなかなか
たどりつけない。
小さな軽がビッシリ、ふざけろ、おれの高級Audiの邪魔を
するんじやねー!
茨城に住んでる知人に聞いたんだが、被災してないやつまで
高速が無料になるっていうので、被災者認定に出向く。
行政は、いったい、どんなチェックをしてるんだ?
東北道の高速は軽自動車で過密、高速などあまり乗ったことのない
ヤツがニコニコしてガンガン飛ばしている。
甘やかすんじゃねーと叫んだら、ナナちゃんに、もう忘れたのと
怒られた@@
このあいだ俺を煽ったベンツを煽り返して追い詰めたら、とつぜん
覆面が赤いメカメカを回して緊急停止のLED表示。
現行犯逮捕かと思ったら、
「あのね、ベンツを追跡してたのに、なんで割り込んだの!
合図までしたのに」と、オマワリに説教された@@
180キロ出してたところを、20キロオーバーといわれたら、
黙ってサインするしかない。
逮捕・免許取消は免れたが、残りゼロ点、ただいま安全運転中
なのだ・・

で、被災地をみたところで、おれが善人になるわけでも性根が
変わるわけでもない。
すこし精神を清めようと本屋をブラブラしてたら、いねむり先生
とかいうとぼけた名前の本がおいてあった。
手にとって眺めると、あら、伊集院静じゃねーか、おれ、コイツ
好きなのよ。
ホイホイと買ってきて、音楽を聴きながら読み始めた。
あううう、はふはふ、は。
まあ、まどろっこしいハナシだが、手が離せなくなる、心が
離れなくなる。
これはね、ある種の男、ある切り取られた時代の男、そんな
男たちにとっては同時律で振動していく奇妙な文章なんですよ。
オンナがよんで、面白いと思うのだろうか?
はやく話の先行きを知りたいんだが、伊集院はとぼけている
んだか、前頭葉が溶けてしまったのか、けっして急がないし、
輪郭もキッチリ決めてこない。
そしていねむり先生との柔らかいスケーティングを、大切に
描写していく。
具体性を伴った精神異変描写、これが病的であるかどうか、
おれには経験がないからよくわからないが、おれはこの本で、
救われたことがいくつかある、ような気がした。
すくなくとも俺の独自性、すなわち素晴らしき個性、
あなたがたも、それぞれが輝く個性をもって、たんたんと
死つること、それで人間はいいんだということを、刻めた。
みなが心のなかに朦朧としたうろうろしたものを抱えて、
そんなこんなで、順番に果てること、それも、よくわかった
ような気がした。
それは、このあと、色川の狂人日記を読んだからかも
しれないが。

いねむり先生、すなわち色川武大(あるいは阿佐田哲也)は、
おれの小学校の先輩。
生まれも育ちも俺と一緒だ。
小学校の大先輩は夏目漱石。
彼の作品「百」は、漱石の「こころ」に似ているような気がする。
色川はジャズが好きで一関で心臓が破裂した、伊集院はいま
仙台に住んでいる。
やはり一関に寄ればよかったと、ふと、思った。

こんな話のあとで、相場のことを書くのが、おれはなかなか
いいもんだと思うのだが、あなたは、どー思う?
NYの指数は日経平均に比べたらはるかにシッカリしておりまして、
日本だけおいてけぼり。
リートもけっこう戻して、楽天レアルにいたっては
一時プラスになってた。
CFDのヘッジが1289Pあたりま入ったからまあまあだ。
現状でヘッジ比率が40%くらい。
1300Pで80%くらいヘッジがかかれば、来年も配当利回りは
15%くらい取れるだろう。
Fxは、ばははは、介入のおかげでドル円78円の上からヘッジ入り。
ユーロ円106~107円、豪ドル円79~80円、ほぼ均等に
7割くらいヘッジをかけている。
この水準なら、満額ヘッジをかけてもリートは勝ちなのだが、
欲は身を滅ぼす。
個人は豪ドルを相当買い進めているらしい。
77円あたりが損益分岐のような気がするが、欧州のゴタゴタの
結論をみるにはすこし時間が早いような気がする。
投機というのは、一方向にスタンスを決めなければいけない。
それはそれでいいのだが、万人と同じスタンスを取るというのは、
投機家のとるべき道ではない。
必ず介入が入るという安心感のもと、スワップをもらいながら
豪ドル買い。
そのような投機家のこころには、うろうろする、寂しき感慨と
いうべきものがないのだろう。
あやしき死生観をもたない者が、投機などできるのだろうか?
いまの相場は、そんなに簡単に安楽を与えてくれるとは、
おれには思えない。
上下10円くらいぶれても、どーってことないポジション、
おおきな資産形成の場を
組んでおかないと、大災害、大変動で、根幹を失ってしまう。
リーマンショックや大震災は、そのことを素晴らしく造形をもって
大衆に教えてくれた。
やがて100年もしたら、また、忘れ去られて、海沿いに住む
人間がでてくるにしても。
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by sniperfon | 2011-11-17 21:24