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終 (つい)

人生っていうのは、初めがあって終りがある。
生と死に関しては、本人は一切、関与できない。
それが、いいんだ。

この間、沖縄に嫁いだ娘に二人目の孫が生まれて、遊びにいってきた。
新しいイノチが生まれると、必然的に、古いイノチは絶えていく。
沖縄のハズレの何もない農家、こんなところで(娘が)死んでいくのもいいだろうと、
彼女の横顔を眺めていた。

で、東京に戻ってきて、裕次郎さんに電話したんだな。
「おはようございます!お元気ですか?こちらは二人目の孫が生まれて
沖縄で遊んできました!!」
「元気ないんだ。。」
「あ、体調が悪いんですか?」
「いや、医者に聞いたら、余命10ケ月と言われたんだ・」
「はー、、、ひー、、、、(なんと間の悪い、、、俺は絶好調だというのに)」

で、恒例の、しばし沈黙。

俺は別にショックでも、なんでもないんだが、本人がショックを受けている。
そのことについて、ここで、ガタガタ書いてもしかたがない。
適当に話を切り上げて、バイバイ・
そーしたら、翌日、裕次郎さんの元カノママから電話があって、
「みっちゃん、聞いた?」
「え、なんですか?」
「彼のこと」
「彼が、どーしたと?」
「あら、聞いてないの、医者の宣告」
「ああ、あれは、聞きました・・」
「なんだ、聞いてたんじゃないの」
「いや、あのことは、俺にだけ話すと言っていたから」
「あ、そー、ところで、いま一人?」
「ええ、ナナちゃんは、沖縄にズーット行ってますから」
「あら、遊びにこない?」
「ふわー、面倒みてくれます?」
「面倒みるって、、じゃあ、きて、待ってるから」
「Audiの高級車で行きますけど、駐車場空いてます?」
「ほほほほ、ビルの1階に停めて」
「はい・」

こーして、ガンで余命10ケ月の先輩の元カノと、夕食を共にする羽目に
なるのであった。

さて、二人で行ったお店が、小料理屋。
ところが、そこがまた、なかなかのお店で、
「今日はシロナガスクジラの尾の身がありますけど、いかがです?」
「え、おいしそうだね」
「尾はめったに入らないんですよ、一皿3500円で少し高いんですが」
「(ばかやろー、値段で注文するようなタコじゃないんだ、俺は。
だいたい3500円のどこが高いんだ?田舎者が)」
「それ、ちょうだい、値段は言わなくていいから」
周りの客は、ジーパンにピンクのTシャツを着た俺を、横目でジロジロ眺めている。
ママはF市じゃ有名なオンナで、ゴルフはシングル。
市会議員、警察署長からヤクザの親分まで、みなゴルフ友だちだから、誰も何も言えない。
東京じゃ通用しないが、田舎じゃ、警察署長レベルでも通用する。
俺がどこの風来坊か、探っているんだろう^^

で、出てきた、シロナガスクジラの尾っぽ。
いやはや、ぱふぱふ、これがあなた、牛肉のレアを食べてるようで、口のなかで
とろける。
だけど、少しも、脂っぽくない。
「いや、ママ、これはオイシイね、今日は俺のオゴリだからドンドン食べて・」

「で、彼の件だけど、みっちゃん、どうする?」
「どうするって、人間はいつか死んでしまうものだから、このまま静かに
してあげておきたい」
「でも、彼も、さすがに寂しそうだから、生前葬でも、派手にやってあげたいわ」
「@@、ママ、いまでも、裕次郎さんのこと愛してるの?」
「いやねー、結局、ウマが合わなかったから、別れたのよ、(みっちゃんの方が
よほどウマが合いそう・・目がそう言っている)」
「じゃあ、無理することないでしょ、淡々と接していれば?
愛してるなら、いまから介護のために一緒に住むべきだと、俺は思うけど」
「いまさら、一緒になんて住めないわ・・」

よーするに、今では単なるメール友達、面倒臭いことはしたくない。
葬式には喪服を着て行ってもいい。
一番、世間に多いタイプ。
こーして、愛を失った街の夜が更けていったのであります。

目的地につくためには、遠回りをしないといけない。
それは、その目的地が、真性なる目的地であるのかどうか、それは
回り道をしないとみえないことがあるから。
俺はそんなつもりで、いつも、ダラダラとつまらない言葉を書き綴っているのだが、
みなさまに、そのことが、伝わっておいでか?
俺はおそらく、付き合いの長かった裕次郎さんを、その生き方においては
侮蔑しているのかもしれない。
日本古来の男?らしい生き方。
家庭を拒否して、外の世界では気風を通した。
背中で意思表示をして、一人で生き抜いてきた。
しかし、終が近くなって、俺を信頼し、俺にだけ本音を打ち明けていると言いながら、
昔のオンナや、田舎の取り巻きに、ガンになったと自分から知らせて、
病院で深刻な顔をして見舞いを受けている。
そーゆう人間も、この世にはたくさんいるだろう。
しかし、裕次郎さんは、そうでない人間だと意思表示して生きてきたと思うし、
俺なら、誰にも言わずに、黙って死ぬだろう。
人の終における有り様は、まさに、その人間の昨日までの集積なのだ。
俺はなんだか、一人の人間の死よりも、一人の人間の生きざまにガックリくる
ものを感じて、かなしくなった。

ママが別れ際に、「今日のことは彼に内緒にしておいて、あと、みっちゃんの
メールアドレス教えて!」

さて、相場のことを書いておこう。
5月に入って225先物が16000円あたりで熱くなったところで急落、がははは、1000円の
下げといえば暴落ね。
その頃、タコ評論家たちが言うには、、目先の底は14000円あたり、また押し目買いから
息の長い相場になるでしょう!
で、それを信じた大衆が14000円あたりで買い増ししたら、そこで底割れ、13000円。
個別銘柄でみると3割安、要するに追証ラインまで急落する銘柄が続出して、
1ラウンド終了となったわけです。
信用の買い残が2~3割減った銘柄が多いので、パニック売り、信用の投げが広範囲に
出たことがわかります。
まともな投資家は15000円あたりで、だいたい利確したでしょうから、また、押し目と
いうことで少しづつ買いも入ってきたようです。

相場なんていうものは、気と勘がすべてで、能書きは一切関係ない。
米国の出口戦略がどうの、アベノミクスがどうの、そんなことは、間抜けを興奮させる
ために使う材料。
暴落すれば、誰だって底値で買おうと思う。
アゲ始めれば、恐る恐る買う、もっと上がると、そこからまた買い始める^^
もっと上がると、興奮して、信用で買いましする^^^^
ハイ、また、いつものパターン・
まあ、とりあえず、アクリーティブ、オークファン、三井住友、オリックス、HIS、アルデ、DNA
中部電、因幡電産、オリコ、はせがわ、エニグモ、ユーグレナ、コープケミ、遠藤照明、
太平洋工、コナミ、日医工、スクエニ、暴落していたものを適当に拾っておいた。
オークファンなんて25580で拾ったら、あっというまに30000超え。
売りたくてもすぐ売れない、だってミニで買ったから、そーしたら、あっという間に買値まで暴落・
ガハハハハ・
こんな株、調子に乗って1000万単位で売買してる投資家もいるようですが、あなた、
株で資産なんて出来ないのよ^^
10株単位で遊んでればいい。
まあ、今回の暴落でシコリがヤマのようにあるから、225が14500円あたりまで戻れば万歳。
14500円というと、率にして10%。
たった10%しか儲からないんだから、本気で株を買う時期は過ぎた。
↓に行ったら、10000円割れもありえる、ここからは遊びでやりなさい。
ドル円もいつのまにか、100円前後でいったりきたり。
円売りポジションンに個人は傾いてますから、円高・株安を喰らったら、破産人が
ゾロゾロでてくるでしょう@@
海外REITも下げてきてるけど、まあ、買い戻すのはもっと暴落してからね。
しばらくは仕入れた投資物件で、家賃をいただいていればいい。
参議院選があるから、安倍くんも、裏でいろいろやってくる可能性がある。
リバウンド狙いのデイトレは、ここからがオモシロイともいえる。
株は安い所で買って、儲かったら売るもの。
欲ボケすると、終にすべてを失うものです^^

by sniperfon | 2013-06-04 20:53  

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